小庭にも春の風

       (茶の木「炉開き」、葉陰に咲いてひっそり散った)
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大切な生命が旅立っていった。
もうその眼差しも、息づかいも、肌の温もりも部屋にない。

       (大雪の翌朝、2月16日の日の出)
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すべてが消え去り、残された者には空っぽの空間に沈んだ時間が流れるだけ。

       (「しら梅に明くる夜ばかりとなりにけり」は希望の句)
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そんな状態が3日、さらにひと月と、水底を這うように続いたが、
人間とは不思議な生き物だ。
というより、人の心(脳みそ?)は現金なもの。
悲しみや嫌なことは都合よく忘れて、
楽しみや気持ち良いことばかりを思っている。

       (一斉に綻びはじめた紅梅)
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日脚が伸び、啓蟄の節気が過ぎて、妙に春めいてくると、
また何かしてみようかという気持ちが湧いてくる。

       (小庭でエビネも芽を出していた)
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人間には、心にも身体にも自然の治癒力が備わっているのだろう。
花鳥風月、優れた書物、そして音楽が滋養分になっている。

       (可憐でうぶな花、茶の木にも新しい蕾)
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何より、この31年、仕事であれ善意であれ、
何かの縁で係わりをもったたくさんの人たちに支えられていたこと、
このことを今回改めて確信できたことが良薬になったようだ。

       (通行人の目を惹く紅色の椿)
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小庭師も、変形性の頚椎症や膝関節症にめげず、
もう少しお役に立つよう老骨に鞭打つべし。

       (柔和な感じ、乳白色の椿にも魅せられる)
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先ず両目を開けてよく考えて、
手と足を使って、しっかり掴んで立ちあがること。
出来る範囲でゆっくりと。

       (ヒヨドリが飛んできて、寒緋桜を啄んでいる)
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それにしても、2014年の冬は、ソチの冬季五輪、
大雪による藤棚やサイクルポートの倒壊、28年利用した生協の閉店などなど、
記憶に残る年になった。

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