母の死

       (ばばの院号は、松の翠に休む鶴とか)
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「999歳のばば」と言っていた母の死から1か月。
毎日ぼんやりと過ごしているうちに、もう初月忌。
実に安らかで、母らしく時宜を心得た大往生だった。 

       (京王プラザで古伊万里展と特別ランチ)
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病み衰えたわけでなく、痴呆状態でもなく、
苦痛から眉間に皺を寄せているでもなく、
笑みを浮かべて静かに午睡をとっているような表情。
息子が言うのも変だが、ばばは結構美人だね。

       (再現作品とは言え、古伊万里の逸品は圧巻)
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この半年の間に、最も大切な身内を3人も送った。
儒教的な考え方からすると、もういつ死んでも問題ない身の上になった。

       (左下は粗目糖を焼き付けたフォアグラのブリュレ)
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これからは、甘えさせてくれる親も、
愚痴を聴いてくれるこうちゃんも、
疲れた心身を憩わせてくれるおばさんもいない。

       (長倉洋海さんのアフガニスタン「山の学校」の絵はがきから)
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LCCの飛行機を乗りまくっても、
アフガンの渓谷を縫って走る岩道を踏破しても、
早春のアルプスを単独縦走しても、
不倫腹上死(ありえねー)しても、 
それはそれで小庭師らしい死に方。どうでもいいや。

       (糖度の高い佐藤錦のLL、失敬してつまみ食い)
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そんな夢現の状態でいたら、母の声がした。
「このばか息子、命を粗末にするんでねぇ!」と怒られた。 

       (小庭の朝顔もようやく咲き始め)
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今年から完全な年金受給生活者となった。
税金で食べさせて貰っている分は、社会のお役に立たないと。

       (生きる、脊梁山脈に劣らぬ重厚な乙川の作品)
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保険料に相当する分は、時間はたっぷりあることだし、
自分の好きなことを好きなだけやればいい。
もっとも、金もないし体もあちこちガタがきてるし・・・ 
良識が勝ちすぎて、脱法ドラッグを吸うとか、
反社会的な行動は有り得ん。
まあ、時代小説を読みまくるのが関の山かな。

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