晩秋の旧古河庭園

       (心字池のほとり、雪見灯籠と紅葉したハゼノキ)
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目がしょぼしょぼ、瞼の裏がゴロゴロと、注意信号。
本を置いて、目の保養にノコノコ外へ出た。

       (晴れやかな空の下、コスモスが咲き誇る)
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旧古河庭園」近く、燦々と秋陽を浴びたコスモスが
歓迎してくれるかのように揺れている。

       (濡の文字と鷺の絵が彫り込まれた濡れ鷺灯籠)
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門を入り、ポケットに入れてきた150円を出して窓口に立つと、
何かいつもと様子が違う。
何と入園料が、65歳以上は白地に大きく70円と掲示されている。
ええぇ~、そんなんでいいの~。安い~!
いつから~?まてよ~、少なくとも1回は損したぞ~!

       (披露宴から抜け出してきた新郎新婦)
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そんなことを呟きながらさらに周囲を窺うと、
いつもの中高年者の沈み込んだ灰色の群れと違う気配が漂う。
それと対照的な、生気盛んな黄色や青色の群れがざわついている。

       (洋館には大輪のバラがお似合い)
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洋館近くまで行って謎が解けた。
今日は、洋館を貸し切って冬賀喜多郎君と薔薇野香織さんの披露宴。
晴れやかな空の下、華麗な大輪のバラに囲まれ、
さぞかし思い出に残る披露宴になっただろうな。 

       (老倒木(木石化していない!)から芽を出して成長中)
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ついでに、中高年者の皆様はと言うと、
紅葉めぐりスタンプラリーの景品について、口角泡を飛ばしている。
おぉ~、そうだ!この時期、庭園カレンダーを手に入れるため
小庭師も都立庭園巡りをせねばならないのだ。
今年は色々変事が重なってカレンダーまで気が回らなかった。
慌てて管理所に戻って、用紙をもらってくる。 

       (洋館の外壁は高貴な色調の新小松石)
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さて、小庭師はこの外壁、いわゆる真鶴産の新小松石の色調が大好き。
ベンガラ色というか小豆色というか、温かみのある暗赤褐色に和む。
大田黒公園の記念館の外壁はもっと明るいが、
どうも幼児期からの好みが続いている。

       (崩れ石積の路地を行く父子(と後を追う母))
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この幼児が20年後、彼女と連れ立って談笑し、
30年後には、父親として幼児の手を引き、家族連れで休日を楽しみ、
60年後には、小庭師と同じように、
晩秋の陽だまりに腰を下ろしてその光景を眺めている。
営々と続く庶民の暮らしだ。

       (枯滝の青石には、滝を思わせる白い流水の紋様)
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帰りがけ、80円を得したのが嬉しくなって、
崩れ石積みの路地脇で、誘われるまま茶室に上がり込んで一服。

       (抹茶を頂戴した茶室、大正年間の建立)
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作法を全く知らないので、出されるままに茶菓子と抹茶を頂戴。
あちこちにガタがきている歩き疲れの老体には、
このうえなく美味しいお十時となった。
はて?80円得した気分になって、500円の予定外の出費になったが、
公園協会さんに誑かされたかな。 

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