檜原村の滝遍路、手前勝手に結願成就

     (滝見は水が澄む冬が良い、八割沢の滝の下段部)
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実は、先月末に、今年最後の滝遍路と称して、
檜原村の最奥部、北秋川上流の藤原・倉掛周辺まで
足を延ばしてみた。
結果は無惨。目指す4本の滝はことごとく失敗で、
ブログにも書けなかった。

     (4年前の滝の写真が見つからないので、通行止めの標識)
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檜原村の警告標識「落石の恐れあり、この先通行止め。
雨乞いの滝には行けません!」とか、
遠望はできるが、接近経路が分からなかったり、と散々。

     (陽気が良いので、野生の猿軍団が前方を横切っていく)
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ところが、幸か不幸か異常気象がもたらす暖気のおかげで、
再挑戦が可能に。
で、結果はことごとく成功、雪辱がかなった次第。 

     (鳥居の扁額の文字が欠け落ち、苔むした貴布弥伊龍神社)
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小春日和の一日、北秋川渓谷に沿って、
5本の滝、泉沢の滝→茅倉の滝→不動の滝→八割沢の滝→
華水の滝を拝んできた。
滝の飛沫と森のフィトンチッドを浴びて、
パワー回復(とは言えず、股関節などに鈍痛)。 

     (偶々二つの巨石が沢の流れを堰き止めているような小滝)
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先ずは泉沢の滝。公衆トイレのある下元郷の駐車場に
車を置いてから、和田橋を渡って、T字路を右に。
10分も登っていくと、貴布弥伊龍神社が見えてくる。
鳥居脇の赤い「森の前橋」の下に、落差5m弱の小滝。
二つの巨岩の隙間をほとばしり出ている感じ。

     (両側から迫り出た岩盤をリズミカルに、段々滝の茅倉滝)
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二つ目は、落差18mの茅倉の滝。
村の福祉・医療・保健の複合施設「やすらぎの里」近く、
道幅に余裕のある都道わきに停車。
案内表示板に書かれてある通り、ダイナミックさはないが、
左右の岩盤が迫り出していて、2~3段構成の模範的な滝。
でも、都道から眺めるだけでは面白くない。
さらに、茅倉集落の舗装された林道を上がってみる。
しかし、地元の方だろう、滝の直上の砂防堰堤の周囲には、
住居と瀟洒な山小屋・石庭が築造されていて、立ち入り断念。

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     (不動の滝、夏なら水遊びしながら渉れそうだ)

先を急いで、白倉の不動の滝。
白倉地区、中里のバス停を越えた少し先、
消防分団の器具置場手前100mのところに案内表示板。
都道の対岸に見えるのだが、水量があって徒渉ができず、
ここも撮影のみ。
昔、滝壺の横に不動様を祭る祠があったことから
名付けられたそうで、落差9mながら整った姿が良い。   

     (ヘアピンカーブの脇に見える取水タンクから沢に分け入る)
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さて、いよいよ前回辿り着けなかった八割沢の滝に向かう。
中里地区へ登っていく舗装路をY字形に右へ進入、
道なりに500mほど進むと、八割沢林道の看板が立っている。
これより先は一般車両の通行ができない。

     (木橋や屋号が書かれた立木を頼りにひたすら遡る)
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転回スペースに余裕があったので、
この路肩に車を止め、舗装された林道を歩き始める。
ヘアピンカーブの脇に取水タンクがあるので、そこから入渓。
人跡や丸太橋や赤テープを目じるしに沢を遡ること20分。
岩がゴロゴロと積み重なり、歩きづらくなったところで、
気づき難いが、左右から沢が出合っている。
流量が多く本流と思われる左の沢を200m進んだが、
巨岩が前を塞いでいて、その先には滝になりそうな岩壁がない。

     (この巨大な岩の先は明るく開けていて、滝はなさそう)
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ちょうどその時、足がもつれて最初の転倒。
杖を支えに転倒する場所を選ぶ間があったので、
腰を強打することもずぶ濡れになることもなかった。
が、この転倒を機に、こちらの沢を断念。

     (注意して登っていかないと見落すところだった、沢の出合い)
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沢の出合い地点に戻って、向かって右の沢を進む。
約300m進むと、目の前に岩壁が聳え、直下する一本の滝!
しかし、この10分、約300mの遡りが一苦労。
倒木も多いガレ場をコケること四度、五度。
財宝を発見した時のような興奮を覚えながら、
滝を目指して必死に這い上がる。
(やはりヘルメットと登山靴は着用しないと危険!) 

     (滝の下まで行くのにも倒木や落石があって一苦労)
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垂直に聳える巨大な岩壁を落下してくるので、
下の段は見えるが、上の段はどこが頭かわからない。
10階建てビルより高そうなので、落差は、2段の40m弱。

     (上下2段で40m弱、その迫力を写真で表現できない)
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大岳山(1267m)に続く馬頭刈尾根のつづら岩や、
綾滝・天狗滝と同じ岩質のようだ。
圧倒される眺め、苦労した甲斐があった!

     (昭和53?年、建設中のプールやこの岩を通り見に来たっけ)
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そして、午後1時、陽が傾むき始めたのが分かり、
焦りながら今日最後の目的地「華水の滝」へ。

     (ワサビ田が作られた沢の側面、黒い岩肌を滑落する華水の滝)
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小岩のバス停近く、案内表示板に従い、
羽撞橋の手前の山道を左に入る。
バンガロー風の民家→廃屋のプール→鎖場のある小さな沢
→腐りかけた木橋→長い登り坂→林間の平坦路を20分歩くと、
右手に巨岩が見えてくる。
38年前に亡父と一緒に見た懐かしい岩だ。
巨岩を過ぎるとすぐ前方に谷が開け、華水の滝が現れる。

     (村を南北に分ける浅間尾根のどこから発するのか、神秘的な滝)
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落差25m、浅間嶺903mに源を発しているのだろうか、
大きな茄子のような黒い岩肌を数条に別れて落ちてくる。
足掛け3年になる檜原村の滝遍路、
有終の美を飾る?に相応しい趣のある滝に再会できた。

     (金剛杖の霊力で、骨折・滑落・ずぶ濡れの事故もなく完了)
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村内には菅平の滝、又土の滝、魚留の滝など、
詳細不明の滝がまだ数本ありそうだが、
健脚でもない老人が軽装で行ける滝なのかどうか?
自分勝手な判定だが、今回をもって一応の結願としよう。

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