辞世その21 存分に生きた信長「人間五十年、下天の内をくらぶれば」

   (熊谷直実像、一谷の戦いで平家の公達敦盛を討つも、やがて仏門に入る)
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右股関節の鈍痛が続いて、2週間も熊谷宿から先に進めない。 
餡も餅も甘い赤福餅、黒糖蜜だらだらの船橋屋のあんみつと葛餅、
大きなメロンパンなどなど、甘い食生活習慣が病の原因かも。
(甘党でも、読んでいるだけで気持ち悪くなりそう!)

   (強風で朽ちた花びらは落ちて、枝には若々しい赤い椿)
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 人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり
波瀾万丈の生涯の最後を、炎に崩れ落ちる本能寺で締め括った信長は、
存分に満足した境地で、これを詠んだだろうと思っている。

   (風と雨でしっとり柔らかな色調に、小庭に咲く白い椿)
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この語り、正しくは、
平家の公達敦盛を討ち取った源氏の武将熊谷直実が世の無常を悟り出家する、
という幸若舞(こうわかまい)「敦盛」の中の一節。
「一度生を受け滅せぬ者の有るべきか。
是を菩提の種と思ひ定めざらんは口惜しかりし次第ぞ」と続く。

   (凍った池の氷で遊んだご近所も解体更地、家族の歴史も記憶も更新)
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全体としては、妄念・色欲・煩悩にまみれ苦しむ直実が発心する物語、
しかし、この一句に限れば、武将信長にこそ似つかわしい。
たとえ、八千歳の長寿を享受できる化楽天に転生できたとしても、
信長はやはり最後には己が人生を束の間の夢幻(存分の人生)と言い放つはず。

   (木瓜の蕾み、枝によって源平咲きする蕾みもあるが・・・)
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下天(四王天)の一昼夜は、人間界の五十年。
それに比べて、人の命は夢幻のごとし。
それを凡人は、儚い、物足りないと嘆くばかり。

   (鳥害!ヒヨドリが食散らかすキブシの花房、柿の若芽、ムベシの実)
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別の書物では「人間五十年、下天の裡を比ぶれば、夢幻の如くなり」とある。

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