「獅子の城塞」と「柘榴坂の仇討」 (ネーデルラントの旗が翻るレンガ積の堡塁?) やっとこさ佐々木譲の大河小説「獅子の城塞」を読了。 左目がゴロゴロしてまぶたが重かったり、 右目の白目がまた内出血したりと、丸1週間かかってしまった。 (日本橋本石町に聳える¥の城塞、まさに鉄壁) 安土城に飽き足らず、それ以上の城下町を企てる… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月05日 続きを読むread more
秋は読書に、映画に、食欲に、・・・ (今は消滅した古式捕鯨を迫力ある筆致で描く巨鯨の海) 9月に入って伊東潤「巨鯨の海」、澤田瞳子「日輪の賦」、葉室麟「陽炎の門」と連続ヒット。嬉しいな。 (都庁舎は拉致被害者救出を祈願し青でライトアップ) 死と隣り合わせの危険な古式の捕鯨漁。 しかし捕鯨漁は、紀… トラックバック:0 コメント:0 2014年09月16日 続きを読むread more
やっと8月猛暑とお別れ (若干物足りなさはあるものの、乙川の名作の一つ) ほかにやることがないので、相変わらず本を読んでいる。 しかし、大当たりの本がない。 内容が重くて読むのに時間を要したが、佐藤雅美の「覚悟の人」が中当りか。 筆者が肩入れして過大評価していることもあるが、 幕臣の中で唯一気骨のあった旗本、小栗上野介忠順の実録風小… トラックバック:0 コメント:0 2014年08月31日 続きを読むread more
みをつくし料理帖、もう第九弾!? (可愛い陽光桜、里桜と寒緋桜の交配種) 愛おしい生命の旅立ちから、もう2か月が経とうとしている。 そろそろ何かを始めなくてはと思うのだが、 外出するのも、車を運転するのも、すべてが億劫。 すっかり怠けぐせがついてしまった。 (時を違えずに花芽を伸ばす黄エビネ) 檜原村の掘っ立て小屋を撤収する大仕事。 育じいさん… トラックバック:0 コメント:0 2014年04月05日 続きを読むread more
松陰と晋作、その世に棲む日日 (小庭の柚子を載せて、明日は鏡開き) 夢を見た。江戸日本橋の町並みが見える。 瓦屋根の上に少年が三人登っていて、 一人が立ち上がって遠くを指差して、何かを叫んでいる。 その方角に目をやると、江戸城の天守閣から黒煙が上がり、 さらにその先には海が拡がっていて、 やはり煙を吐きながら黒船が湾奥に向かってくる… トラックバック:0 コメント:0 2014年01月10日 続きを読むread more
司馬遼太郎「梟の城」 (色褪せることのない54年前の小説) 育爺いのお呼びも減っていて、12月に入ってからは、ずーっと本を読み続けている。 中でも、司馬遼太郎の「梟の城」が痛快だった。 昭和34年刊行の忍者小説で、翌35年に直木賞受賞。 (遼太郎の頭には蔵書6万冊の情報が?) 忍者の活劇と男女の愛欲だけの時代… トラックバック:0 コメント:0 2013年12月27日 続きを読むread more
ツキのない時は・・・ (蔵元居酒屋青龍で、肉肉そして利き酒セット) 予約していた9月20日(金)の横浜港ディナークルーズが、食中毒発生で営業停止となり、中止する旨連絡あり。 せっかくドビュッシーの「月の光」の調べとともに、夜景を楽しめると思ったのに。(ま、冗談です。) (一番旨かったのが、一… トラックバック:0 コメント:0 2013年09月30日 続きを読むread more
辞世百句その11 「葉隠」の語り手 山本常朝 (1月遅れでやっと一輪、江戸紫の絞りの大輪) また日がな一日、ゴロゴロと葉室麟の「橘花抄」。 テレビ番組からチャンバラ時代劇が消えてから、時代小説は、心を癒してくれる貴重な清涼剤。 平成9年に藤沢周平が亡くなって、しばらく淋しさを募らせた。 平成17年に「乾山晩愁」で葉室麟が遅咲きデビューし、心の穴を埋め… トラックバック:0 コメント:1 2013年07月29日 続きを読むread more